Adobe expressは、Adobe社が出している、簡易デザイン編集ツールのことです。
Adobe社が出しているソフトは専門的なものが多いですが、Adobe Expressはノンデザイナーでも感覚的に使えるデザインツールとなっています。
2023年7月現在では、Beta版も登場し、さらに感覚的に操作しやすくなっています！
Adobe IDを無料登録するだけで使えるので、すぐに始められますよ！
しろまるできることがたくさん！これから紹介していきますね。
Adobe expressは無料でできることが豊富な簡易デザイン作成ツール！
adobe express（Adobe Creative Cloud Express）とは？
Adobe Expressは Adobe社が出している無料の簡易デザイン作成ツールのことです。
無料で登録できる Adobe IDを持っている人であれば 誰でもオンライン上でアプリを使うことが可能です。
企業のSNS画像の作成や 個人の簡単なデザイン作成など、制作できるものは多岐にわたります。
プロがデザインしたテンプレートから画像編集を行える
Adobe Expressには、プロがデザインしたテンプレートが10万以上もあり、カスタマイズして使うことが可能です。（無料プランは右下の王冠マークがついていないもののみ利用可能）
テンプレートはカテゴリー別に分かれているのでカテゴリーごとに探すことも可能ですし、検索ボックスから検索することも可能です。
また、Adobe Expressの公式サイトではより詳しいカテゴリ別のテンプレートが紹介されたまとめページもあります。
プロジェクトを使って自分のプロジェクトを作成・整理
ただ制作するだけではなく、Adobe Express上に自分のプロジェクトを作成し、フォルダ別に管理することができます。
しろまるオンライン上での管理＆自動保存なので、いつでも終了して再開できるのがいいですね。
ただし、保存できる容量（クラウドストレージ）には無料プランと有料プランで大きな違いがあるので注意です。
＼ 無料プランと有料プランの違いを先に見る ／
Adobe Stockの素材を使って高クオリティな作品を作ることができる
Adobe Creative Cloud ExpressではAdobe Stockの写真を素材として使うことができるんです！（無料プランは右下の王冠マークがついていないもののみ利用可能）
しろまる普段は購入しないといけないクオリティの高い写真がAdobe Expressの中であれば使えるんです！
無料プランは一部だけの写真しか使うことができませんが、Adobe Expressのプレミアムプラン（月額1,078円※税込）であれば、全ての写真を使用できます。
またCreative Cloudコンプリートプラン（月額6,480円※税込）・PhotoshopやIllustoratorなどの単体プラン（月額2,728 円※税込）契約者であれば追加料金を支払うことなくプレミアムプランと同様にAdobe Expressを使うことができます。
クイックアクションを使って、面倒な作業を一気に済ませられる
Adobe Expressでは、よく使う機能としてクイックアクションが用意されています。
使用したいときはそれぞれのアクションを選択し、画像やビデオファイルをアップロードするだけ！
しろまるちょっと一手間加えたいときだけ、というときにもさっと使えて便利！
スケジュール機能を使って、SNSに投稿予約して画像をアップできる
私がAdobe Expressを使い始めて一番驚いたのがこのスケジュール機能です。
たくさんのSNSを使い分ける人は、どのSNSにどの画像をアップする予定だったのかわからなくなりますよね･･･。会社のSNS担当だったりしたら失敗も許されないし、管理が大変だと思います。
しろまるでも！このスケジュール機能さえあれば、そんな心配もなくなります。
連携できるSNSはTwitter、Instagram、Facebook、Pinterest、LinkedInの5つ。
まだ新しくできた機能なので、これから連携できるSNSが増えることにも期待です･･･！
動画制作もラクラク！
Adobe Expressでは動画制作をすることも可能です。
一から制作することもできますが 、 図のように 簡単なテンプレートのような状態から制作を始めることもできます。
オンラインだから共同作業が効率化！
Adobe Express上で作ったデータを共有し、共同編集をすることもできます。
右上にある共有のボタンを押せば
- 公開スケジュール
- 招待
- テンプレートを作成
- Google ドライブ に送信
- モバイルで開く
という選択肢が出てきます。
しろまる例えば複数の担当者で編集するなら、招待で担当者とデータ共有をすればOK！
スマホと同期されているので、同じデータがスマホで編集可能！
Adobe Expressはスマホのアプリももちろんあります ！
おおまかな制作をパソコンで行ない、残りをスマホで修正する…というような作業も可能です。
Webデザイナーとして仕事をする場合はPhotoshopとIllustoratorなどのサブとして使うと良い
無料で使える部分もかなり多いAdobe Expressですが、実際にWebデザイナーとして仕事をする場合にはこのアプリだけで仕事をするのは難しいです。
LPやWebデザインなど作りこんだデザインが必要な場合には、機能としては不足しているからです。
しろまるあくまでのこのアプリはノンデザイナー向けのツールですからね
Webデザイナーとして仕事をすることが目的であれば、Creative Cloudのコンプリートプランを契約すればAdobe Expressもプレミアムプラン同様に使うことができます。
Photoshopの単体プランやIllustoratorの単体プランでも同じようにAdobe Expressがプレミアムプラン同様に使えます。
しかしあくまでもWebデザインを仕事に考えるのであれば、デザインに必要なアプリをすべて使えるCreative Cloudコンプリートプランが一番お得です。
自分だけのオリジナルブランドをアップロードして管理できる（有料機能）
有料機能ですが、Adobe Express内で自分だけのブランドを管理することもできます。
例えば会社のWeb担当が数人いた場合、担当の人がバラバラに画像を作成して投稿していたら、統一性もなく会社としてのメッセージも伝わらないですよね…。
そういうときのために必要なのが、このブランド機能。
ロゴやカラーだけではなく、フォントも選択できますし独自のフォントをアップロードして管理することもできます。
しろまる管理だけではなく、ここから独自のテンプレートを作ったりビデオを作ったりとブランドを管理するって大事ですね･･･！
ブランド機能は有料版（プラミアムプラン）にのみ不随された機能なので、無料プランとプレミアムプランの違うをまず見てみたい！という方はこちらを参考に検討してみてくださいね。
＼ 無料プランと有料プランの違いを先に見る ／
Adobe Creative Cloud Expressの料金は？無料と有料版の違い
Adobe IDさえ無料登録すれば誰でも使える Adobe Expressですが、ここで無料プランとプレミアムプランについて違いを紹介したいと思います。
Adobe Expressの無料プランと有料プランの違い
| Adobe Express 無料プラン 0円 | Adobe Express 有料プラン 1078円/月（税込） | |
|---|---|---|
| 使えるアプリ | Adobe Express （機能制限版） | Adobe Express アプリ（web-モバイル） Premiere Rush（デスクトップ-モバイル） Photoshop Express（モバイル） Spark Video（モバイル） Spark Page（モバイル） |
| クラウドストレージ | 2GB | Adobe Portfolio 100GB |
| アプリ内で使用できる素材 | テンプレート（一部） デザインアセット（一部） Adobe Stockの写真（一部） Adobe Fonts（全て） | テンプレート＋デザインアセット（全て：1億6,000万点以上） Adobe Stockの写真（全て） Adobe Fonts（全て） |
| チーム作業の有無 | 有（プロジェクト数の制限なし） | 有（プロジェクト数の制限なし） |
| その他の機能 | 基本的な編集機能のほか 画像へのアニメーション追加 背景の削除 | 自分だけのブランド・ロゴ・カラー・フォントの追加 |
| 無料ではじめる | 有料版で始める |
どこも注目なんですが、使えるアプリからかなりの差があります。
しろまる簡単に動画制作ができる Premiere Rush が入ってる…！
プレミアムプランだと、動画制作ができるアプリが単体でついているんです。
Adobeで動画制作というとAdobe premiere proを使う人が多いですが、この Premiere Rush でも十分に動画制作が行えます（むしろ初心者向き）。
また、クラウドストレージの容量の大きさも格段に違いますし、使える素材にもかなりの差があります。
もしもAdobe Expressだけを使う予定で更新担当などをする方でしたら、プレミアムプランにするのが断然おすすめです…！
Adobeの他ソフトを契約している人はプラン内でAdobe Expressを使えることも
元々Adobeの他のアプリを契約している人は、そのまま Adobe Expressをプレミアムプランと同じように利用することができる場合もあります。
元々の契約者の方は、ご自身のAdobeアカウントを確認してください。（Creative Cloudコンプリートプラン、一部の単体プラン）
Adobe Expressの最小必要システム構成は？
最小必要システム構成とは、最低限この状態の元でアプリが起動しますよ、という指標です。
Adobe Expressは、パソコンとスマホで同期して使えるアプリなので、どちらでも使いたい！という人は、両方のシステム構成を確認しておきましょう。
Adobe Express Web版の場合（ブラウザで起動）
| OS | Windows：8.1以降 macOS：10.13以降 Chormebook |
| 使用できるWebブラウザ | Chrome、Firefox、Safari、および Edge ※JavaScriptを有効にしておく必要がある |
| メモリ要件 | 4GB以上 |
Adobe Express iOS版とAndroid版
| OS | Android 9.0 Pie 以降 iOS：14以降 |
Adobe Expressの最小必要システム構成を見てみると、よっぽど古いパソコンでない限り使えそう･･･という印象です。
しかし、今後PhotoshopやIllustoratorを使ってクリエイターとして活動したい・Webデザイナーになりたいという方でこれからパソコンを購入する！という人は、クリエイター向けのパソコンを検討しておいたほうがいいでしょう。
WebデザイナーにおすすめのPC3選について書いた記事もありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
Adobe Expressをおすすめの人
Adobe Expressをおすすめの人はこんな方々です。
Adobe Expressをおすすめしたい人はこんな人！
- 毎日SNS画像などを更新する人
- 社内のWeb担当で、簡単なデザインや更新を必要とする人
- チームで簡単にデザイン編集ができるツールを探している人
- 高品質のテンプレートや写真を使ってデザインを作りたい人
Adobe Expressの使い方は簡単！
Adobe Expressの始め方！まずはデザインを1つ作ってみましょう
左上のボタンを押して、新規作成からデザインを作ってみましょう。
しろまるもちろんここの時点でテンプレートを選んで制作開始することもOK！
ここでは、カスタムサイズをクリックしています。
作りたいサイズを選択してスタート！
カスタムサイズで画像制作を始める場合は、自分で幅・高さ・単位を選んで「次へ」を押しましょう！
画像保存の仕方と拡張子
画像を保存する場合は、ダウンロードを押します。
上の画像は静止画の制作を行ってダウンロードを押した場合。
選べる拡張子はpng、jpg、pdfです。
動画の場合は、ダウンロードを押すとmp4の拡張子で動画が準備されます。
無料でもガンガン使える！だけど、目的によってプラン契約も考えて
このように、Adobe Expressは無料でも簡単にデザイン制作ができるツールです。
最後に、状況別におすすめするアプリやプランについておさらいします。
Webデザイナーになることが目的の人はCreative Cloudコンプリートプランがお得
将来的にWebデザイナーとして仕事をすることを目標としている人は、Adobe Express のプレミアムプランを契約するよりも Creative cloud のコンプリートプランを契約した方がお得です。
Adobe Expressを使って画像作成などの副業をしたい人はAdobe Expressのプレミアムプランがおすすめ
デザイン制作はガンガン行うけれど、作品を作るというよりはSNS更新や簡易画像作成が目的。
でもどうせ使うなら使い倒したい！というかたは、Adobe expressのプレミアムプランがおすすめ。
＼月額1,078円から始める ／
しろまるやっぱり、Adobe stockの写真が使い放題なのは大きいですしね…！
スポット利用の人は、無料プランで様子見でもOK
使ってみるけど、まずはちょっとした画像作成から始めたい！という人は無料プランでぜひ気軽に始めてください。
無料でも十分楽しんで使えますし、有料プランにしたい！と思うようになるかもしれません。
使い方は自由！ぜひ試してみてくださいね。
