Webデザイナーという仕事を考えたときに、どんな仕事内容を想像しますか?
・・・何となく華やかなイメージだけど、どんな仕事をしているんだろう?と思いませんか?
今回は、Webデザイナーとして色んな業種で働いたことのある私が、業種別にWebデザイナーの仕事内容について解説します。また、どのくらい大変な仕事内容なのかを大変度:★5つまでで表現してみました。
Webデザイナーとして転職を考える際、どういう業種を選んだらいいのかの参考にしてみてくださいね。
制作会社のWebデザイナー
- 仕事内容が多岐に渡る→技術やノウハウをたくさん吸収できる
広告代理店のWebデザイナー
- LPやバナー制作が多め→売るためのデザインを多く学ぶことができる
ネットショップで働くWebデザイナー
- デザイン以外に写真撮影や棚卸しなどの業務もあり→通販全体を学ぶことができる
制作会社で働くWebデザイナーの仕事内容は多岐に渡る
まずは、一番Webデザイナーが働くことが多いと思われる制作会社についての説明です。
制作会社はWebデザインを作ることを専門としている会社なので、勤務時間も多く多岐に渡る内容の仕事があります。
しかし、制作会社で一度働いておくとスキルの大幅な向上やWeb業界のことを多く知れるので、Webデザイナーとしてその後働いていくのに大きな財産となります。
既存のWebサイトの更新業務
大変度:★★☆☆☆
制作会社で最初にまかされる可能性が多い仕事内容として、既存Webサイトの更新業務があります。
例えば飲食店サイトだとメニュー更新や写真の差し替え、値段の変更などがあります。
ページの追加をすることもありますので、更新業務だけでもたくさんのことを学ぶことができます。
また、更新作業は一人で行うかもしれませんが
- これまでデータをどう管理しているのか
- どうやってデザインが改修されてきたか
ということをこれまでのファイルから見ることができるので、今後の自分のデータ管理にも役立ちますよ!
私の体験談より:Webデザインスクールで学んだことが活かせず困ったこと
これは私の体験談なんですが、実際にWebデザインスクールで学んだことが活かせず困ったことがあります。Webデザインは、現在はhtmlファイルと、それを装飾するCSSファイルを使って作る手法が推奨されています。しかし、Webの更新作業を行っていると、昔ながらのWebサイト(htmlファイルにすべての装飾を書き込む手法)に出会うこともあるもので・・・。
Webデザインスクールで最新の技術しか学んでない私は、その昔の手法がわからず非常に困ったものでした。
今思えば、昔の手法が使われているということはgoogleの検索などで適切ではないので、新しくリニューアルすることをオススメできたんですけどね^^;
バナー制作
大変度:★★★☆☆
こちらも、未経験で入社したWebデザイナーが最初に依頼されることが多い業務の一つです。
基本的にはキャッチコピーや画像は支給され、それらの素材を使ってどうやってクリックされやすいバナーにするかを考えます。
新規のWebサイトの制作
大変度:★★★★★
全くゼロからのWebサイト制作だと、クライアントにヒアリングしながらWebサイトを作っていくので大変ですがとても大きな経験になります。
- サイトの目的(お問合せ?商品を売りたい?)
- 参考にしたいデザイン
- 色のイメージ
この辺はWebデザイナーだけの仕事ではなく、ディレクターと呼ばれる案件をまとめ進行する人、内容によってはプログラマーなどと協力しながら作っていきます。
新規のWebサイトの制作
大変度:★★★★★
全くゼロからのWebサイト制作だと、クライアントにヒアリングしながらWebサイトを作っていくので大変ですがとても大きな経験になります。
- サイトの目的(お問合せ?商品を売りたい?)
- 参考にしたいデザイン
- 色のイメージ
この辺はWebデザイナーだけの仕事ではなく、ディレクターと呼ばれる案件をまとめ進行する人、内容によってはプログラマーなどと協力しながら作っていきます。
制作会社の規模によって下請けのLPやバナー
大変度:★★★★★
制作会社の規模によっては大きな会社の下請けをすることもあります。
ときにはLP(ランディングページ)やバナーの制作をすることもありますよ!
大きなお仕事の一端を担うことができるのは(下請けしていることは言えませんが)嬉しいですよね。もちろん自分自身でも大きな経験になると思います。
広告代理店で働くWebデザイナーはLP・バナー多め
広告代理店で働くWebデザイナーは、商品の発表やCMなどのプロモーションに合わせてLP(ランディングページ)やバナーを制作することが多いです。
広告を企画する人やその広告を運用する人などが多く在籍しているので、おのずとWebデザイナーも広告の知識がついてきます。
特にバナーなどは
- どういうターゲットに向けてのバナーなのか
- このバナーはどこの媒体(メディア)に出されるものなのか
などを考えて制作できるようになるため、ただキレイなバナーを作れるだけではない、売れるバナーを制作する力が身に付きます。
依頼主の商品をPRするためのLP(ランディングページ)の制作
大変度:★★★★★
広告代理店でWebデザイナーとして働く場合、一番大変なのは依頼主の商品をPRするためのLP(ランディングページ)作りではないでしょうか。
Webデザイナー自身でも商品やターゲットをしっかりと理解した上で制作する必要があるので、時間的にも技術的にも大変となります。
しかし、結果その商品がLPから売り上げられているということを身近に感じることもできます。
依頼主の商品LPに導くためのバナー制作
大変度:★★★☆☆
LPを制作するのですから、当然そのLPに導くためのバナー制作も必要となってきます。
もちろん一人で制作するわけではないので、事前に
- どういうターゲットに向けてのバナーなのか
- このバナーはどこの媒体(メディア)に出されるものなのか
というところは抑えた上でバナー制作に取り組むと、依頼主の意図や実際のターゲットに対して外れないバナーとなります。
依頼主の商品売れ行きによってLP、バナーの改修
大変度:★★★★☆
広告代理店が制作会社と大きく違うところは、プロモーション後も依頼主の商品の売れ行きや状況を見てデザインの改修が行われるところです。
商品の売れ行きが悪ければ、当然デザインの変更も求められます。
また売れ行きが良くても、もっとこういうデザインだとどうかな?という挑戦的な改修が行われます。
実際にLPを見に来ているユーザーさんの動きによってキャッチコピーを変更したり、見せ方を変えたりという改修を重ねて検証を続けます。
依頼主のネットショップ自体のリニューアルも
大変度:★★★★★
場合によっては、依頼主のネットショップ自体のリニューアルをまかされることもあります。
ネットショップのWebデザイナーはデザイン外の業務も
自社サイトで売る商品の写真撮影
大変度:★★★☆☆
ネットショップのWebデザイナーだと、商品ページのデザインの前に商品自体の撮影から始めます。
商品の写真撮影をすることで、ユーザーはどんな写真で購買意欲がわくのか?という視点を持てるようになります。
キャッチコピー・ページの作成
大変度:★★★★☆
商品を売るためのキャッチコピーも自分で考えます。また、その商品によってどんなページ内容にするのかも自分で考えます。
私の体験談より:ヨガマットの販売ページを作るためにしたこと
私がネットショップのWebデザイナーをしていたのは、家具や家電・健康グッズなどを取り扱うネットショップでした。ヨガマット一つを紹介するのにもそのヨガマットを欲しくなるような商品写真の撮影、厚さ・色・サイズの種類、他の店舗との差別化になる紹介(送料無料か?など)、など、たくさんの紹介できる項目があります。
また、ヨガマットだと使用例の写真も撮らないといけないので実際に会社の人をモデルに頼んで写真を撮らせてもらう・・・など、デザイン以外にも多くの準備が必要でした。
商品の登録
大変度:★★☆☆☆
独自のネットショップだけではなく、今は楽天やAmazonなどに出店して並行して商品を販売しているところもあります。
リアル店舗がある場合は接客
大変度:★★★★☆
ネットショップのWebデザイナーをしていると、リアル店舗がある場合は接客をすることもあります。(会社の方針にもよると思いますので、面接時に確認しましょう)
接客が苦手な方もいるかもしれませんが、リアルな店舗があるということはリアルなお客さんと接することができるということ。
デザインで直すべきところを直接お客さんから聞き取れるチャンスになるかもしれませんね!
棚卸し
大変度:★★★☆☆
会社の規模にもよると思いますが、ネットショップのWebデザイナーは商品の棚卸しをすることもあります。
棚卸しとは、定期的に商品の個数が合っているかどうか確認をする作業のことです。
デザインとは関係ないかもしれませんが、どのくらい在庫があるのか知る良い機会です。
在庫によっては「どうやって売ろう?」という考えをめぐらせることもできるかもしれませんね!
Webデザイナーの仕事内容まとめ
このページでは、制作会社・広告代理店・ネットショップで働くWebデザイナーの仕事内容についてもご紹介してきました。
制作会社のWebデザイナー
- 仕事内容が多岐に渡る→技術やノウハウをたくさん吸収できる
広告代理店のWebデザイナー
- LPやバナー制作が多め→売るためのデザインを多く学ぶことができる
ネットショップで働くWebデザイナー
- デザイン以外に写真撮影や棚卸しなどの業務もあり→通販全体を学ぶことができる
どんなところで働いても、デザインについて学ぶことは多くあります。ぜひ転職を考える際に参考にしてくださいね。