Webデザイナーって、デザインとかセンスを子どものときから持ち続けて、学生のときから専門の知識をちゃんと学んでいないとなれない・・・なんて思っていませんか?
安心してください^^Webデザイナーは学生時代にWebデザインを学んでいなくても大人になってから学べますし、むしろ社会人になって転職する人はとっても多いです!(経験談)
私自身も、大学を卒業してから自分探し(という名のフリーター・・・)を経て未経験からWebデザイナーになりました。そのときを振り返ってみて、必要な準備や転職活動のポイントをまとめました。
社会人からWebデザイナーになるにはどうしたらいいのか悩んでいるあなた!自分にもアピールできることが見つかりますよ!
社会人がWebデザイナーになるには、社会人の経験をアピールすること!
私もそうでしたが、社会人がWebデザイナーに転職するにはWebデザインとしての知識だけでなく社会人としての経験を猛アピールすることが大事です。
また、社会人をしていたことで「こういう姿勢で仕事に取り組めますよ!」というアピールもできるので、それについて紹介していきますね。
基本的な社会人としてのスキル
これがまず社会人からWebデザイナーに転職する人の一番推しできるスキルですね。
いやいや普通できるんじゃないの?具体的にどんなスキルのこと?と思うでしょう?
私がこれまで10数年Webデザイナーをやってきて、社会人になってからWebデザイナーとなった人はここが違うと感じました。
- 挨拶ができる
- 電話対応ができる
- 人のとのコミュニケーションがとれる
え?いや本当に普通じゃない・・・って思ったでしょ?
つまり・・・Webデザイナーって、コミュニケーションが苦手な人集まりがちなんです。(あくまでも私の経験談)
私が行っていた会社は数十人~100人弱までと色々な制作会社でしたが「腕はいいんだけど挨拶しないんだよね~」とか「電話とってくれないんだよね~」という子が何人もいました。
もちろんこれは、他の現役Webデザイナーからは色々な意見あると思います。
制作に集中するためには、人と挨拶なんてしてられない!電話なんてとってられない!
と言っていた同僚もいました。
でも結果、、、その人たちは会社からの評価を落としていたんです。そりゃそうですよね。社長は会社員としてその人たちを評価しているんですもん。
私はWebデザイナーになる前はフリーターでした。だけど、テレアポや突撃営業、家庭教師と何でもござれの仕事をしていたのでWebデザイナーになってからもそれが本当に生かされました。
おかげで、どこの会社でも評価はまぁまぁ良かったです^^
自宅でWebデザインができる環境を整える
たま~になんですけど、同じWebデザイナーでも「家にWebデザイン環境は整えてない」っていう人がいます^^;家でまでWebデザインはしない、家では別の知識を蓄えることに時間を使いたい・・・と。
それはそれでありです。でも、私はWebデザイナーであれば絶対に自宅も同等の環境を整えるべき!派です。
もちろん仕事を持って帰って家でできるように、じゃないですよ!
単純にWebデザインが好きだから家でも何か作ってみたいっていうのもあるんですが、自宅でデザインができる環境を整えておいたほうが、将来在宅でお仕事をする場合のイメージがわきやすかったからです。
実際に現在は在宅で仕事をしているのですが、本当に「自宅でWebデザインができる環境をそろえていて良かった~!」って思ってます。
具体的に自宅でWebデザインができる環境ってどんなの?ということですが、最低限
- WebデザインがしやすいPCを購入する
- Webデザインのソフト(Adobe)を購入しておく
この2つは必須です。
ソフトはわかると思うんですが、WebデザインがしやすいPCは、なるべく最新のものを選びました。というのも、会社と同じ環境にしておきたかったからです。
そうしておいたほうが、会社のPCでも自宅のPCでも自分でストレスを感じないのでおすすめですよ。
ツールを使ってデザインを作れるようになる
Webデザインができる環境になったら、もちろんツールを使ってデザインを作れるようになる準備も必要です。
最低限触れるようになっておきたいのは、Webデザイナー必須のソフト
- Adobe Photoshop
- Adobe Illustorator
- Dreamweaver
の3つです。
どのくらい触れるようになっていたらいいの?と疑問がわくところですが、Adobe Photoshopであればバナーが作れたり、サイトのファーストビューが作れれば問題ないでしょう。
Adobe IllustoratorはWebデザイナーの場合、しっかりイラストが作れるほど使いこなすことはありませんが、Adobe Illustoratorでどんなことができるのか?は把握しておいたほうがいいです。
Dreamweaverはコーディングを行うためのツールです。実際にはDreamweaverを使わずに別のツールを使う人もいますが、基本的にはDreamweaverの操作を知っていれば他に応用が効きます。
HTML、CSSというコーディングの知識を得る
Dreamweaverは、HTMLやCSSと言ったコーディングをするためのソフトです。
Webデザインは、作ったそのままだとただの一枚の絵ができた状態ですよね。それをネット上で見て、クリックしたり操作できるようにするのが、コーディングという作業なんです。
転職先によってはデザイン担当、コーディング担当と業務が分かれているところもまれにありますが、コーディングは基本的にスキルとしてマスターしておいたほうがいいです。
最低限ひとつのページをまるまるコーディングで組めるくらいの知識はつけておきましょう!
チームの中のWebデザインの役割を知っておく
WebデザインをするのはWebデザイナーですが、その周りには密接につながる職業があり、基本的にチームとなってプロジェクトを進めていきます。
- プランナー
- Webディレクター
- Webプログラマー
プランナーは、全体のプロジェクトを進める人です。Webディレクターは全体のプロジェクトを実際に各役割に割り振り、スケジュールを立てたりWebデザインやプログラマーのチェックをします。
転職先によってはプランナー・WebディレクターとWebデザイナーが兼任になっていたり、Webデザイナーとプログラマーがちょっとだけ兼任になっているところもあります。
入社後に自分のイメージと違っていた!!なんてことのないように、しっかり調べておくといいでしょう。
Webデザインのトレンドを知れるようにしておく
Webデザインのトレンドは常に変わっていきます。目の前の仕事に集中するあまり、最新のトレンドや情報に疎くなってしまわないように自分でWebデザインのトレンドを知れるようにしておきましょう。
- Amazon Kindleに登録し、デザイン系の雑誌を読む
- Adobeのブログを読む
- Webデザイナーのブログを読む
デザインに対して自分で考える習慣をつける
Webデザインの勉強は転職してからもし続けなければいけません。ですが、忙しくなって忘れてしまう前にWebデザインに対して自分で考える力を養うための習慣をつけておきましょう。
と言っても特別なことは私もしていません。
まずは世の中に既に出ているWebデザインを少しでも多くみておくことが大事です。
他にも、街中にある看板やデザインを見て「なぜこれはこういうデザインなんだろう?」という疑問を持つだけでもOKです。そのデザインが例えば売れる商品だったら、そのデザインが売れる一旦を担っているのかもしれません。
社会人が未経験からWebデザイナーになるために具体的な準備3つ
いざ転職活動を始めてみて、面接のときに「え、これもわからんあれもわからん・・・!!!」なんてならないように具体的な準備についてご紹介します!
私も実際にこれだけ準備をして実際にWebデザイナーとして就職できました。
必須!ポートフォリオ(作品集)を作成する
Webデザイナーに転職するために必ずと言っていいほど求められるのが、ポートフォリオ(作品集)です。
これまでに自分が制作してきたものをまとめたもので、転職を希望する会社へ大きくアピールできるものの一つでもあります。
でも社会人からWebデザイナーになるんであれば、ポートフォリオがないじゃない!?どうすんの?と思いますよね。そんな人にもポートフォリオで自分自身をアピールする方法はちゃんとあります。
自分で架空の店舗やコンクールを設定して制作をするんです。また、実際に過去にあったコンクールなどを参考に制作をするのもいいと思います。
そうやってできた成果物は確実にあなたの作品となりますので、立派なアピール材料となるわけです。
転職サイトに登録する
ポートフォリオの準備ができたら、転職サイトに登録しましょう。
今はしっかりプロフィールを入れておけばスカウトが来ることもあるので、いったん登録したあと、しっかりプロフィールを入れ直すことをおすすめします!
自分のサイトを作成する
ポートフォリオを作っていれば、自分のサイトなんて作らなくてもいいんじゃないの!?と思われる人もいると思います。
でも、転職しようとする仕事はWebデザイナーですよね。だからWebサイトも持ってるんじゃないの?なんて考えの会社も少なからずあるんですよね・・・。
自分のサイトと言っても、自分がどんなものを作れるのかがわかるサイトであればいいのです。つまり、ポートフォリオWeb版っていう感じです。
だから持っているととっても便利ですし、自分での今後の転職にも役立ちますよ!
社会人がWebデザイナーとして転職すると入れる就職先
Webデザイナーという名目で募集している転職先に就職すれば、全部同じような業務になるわけではないのが「Webデザイナーに就職する」ということも難しさ。
私はそれに気づいてからいろんな立場のWebデザイナーを経験しよう、と思い制作会社を始め色々な会社でのWebデザイナーを経験しています。
私自身の経験を元にどんなWebデザイナーという仕事があり、どんな業務があるのかご紹介しますね。
Webデザインの制作会社
Webデザイナーの転職先として一番多いのはWebデザインの制作会社です。小さいところは数人~10人程度から、多いところでは100人規模まであります。
制作会社に転職するメリットは制作案件が多いので、経験値がめちゃくちゃ上がる、ということです。
ただWebデザインを作ってコーディングして・・・ということだけではなく、その前段階からの取材や企画から携わらせてもらう機会も多いです。
制作会社なので、ときには依頼主の意見を直で聞くこともでき、とてもやりがいのある現場が多いです。
デメリットとしては、あれやこれやと自分で請け負うことが多いため負担も多いということ・・・涙
自分で仕事を溜めこみすぎずに、うまくスケジュールを立てながら進めることが本当に大事ですね。
ネットショップ(ECサイト)を運営する会社のWebデザイナー
例えば楽天でお買い物をするとき、お気に入りのショップってありませんか?そんなネットショップを運営するのもWebデザイナーなんです。
ネットショップのWebデザイナーだと、一つのサイトに集中できるというのが一番のメリットです。
季節によるキャンペーンの企画をしたり、商品一つ一つの良さをどうデザインで表現するかを考えたり、サイトに対してとっても愛着が沸くなぁと感じます。
私もネットショップのWebデザイナーも経験しているのですが、そこは少人数なので写真撮影も自分たちで企画・撮影するところでした。
自分たちがこのネットショップを大事に育てて、お客さんに見てもらうんだ!という思い入れを持って仕事をすることができました。
デメリットとしては、ネットショップのデザインに特化するため、通常のWebサイトを作る機会が大幅に減るということです。
コーポレートサイトと呼ばれる会社のサイトや、中小企業のサイトなどを制作する機会は全くないため、ネットショップのWebデザインには強くなりますが色々な制作ができないというのがちょっと物足りないところです。
一般企業のWeb部門
一般企業には、Web部門を持っている会社も存在します。メリットとしては、その企業の基準で給与や福利厚生が決まるので、社会人から未経験で入社しても給与などのスタートが高い可能性があります。
デメリットとしては、やはりWebデザイナーとしての制作はぐっと減ることです。基本的に自社のWebだけを担当していればいいので、その範囲だけのスキルしか積み重ねることができません。
広告代理店
広告代理店は、企業がPRしたい商品のプロモーションを考えたり、売り上げアップのためにサイトの改善を行います。もちろん専属のWebデザイナーもいます。
広告代理店のWebデザイナーは、売れるためのLPやサイトを作るプロフェッショナルです。
ただサイトを作るだけではなく、自分の作ったデザインがどう貢献していけるのかデータとして知れるのが大きなメリットです。
多くの制作会社はサイト制作がメインなので、その制作がどう売り上げアップに貢献しているのかまで追わないことが多いんですね。なので、データとして知れるっていうのは本当にすごいことなんですよ!
デメリットとしては、しいて言えば売り上げアップのためにWebデザイン以外のこともしっかり勉強するのが大変というところです。
個人事業主(フリーランス)になる
社会人から直接フリーランスのWebデザイナーですが・・・なれないことはありません^^(多くの人は会社勤務を経てなりますが・・・)
しかし、いきなり「よし!明日からフリーランスになろう!」というのはおすすめしません。しっかりとした準備が必要です。
私もこれは失敗談がありまして、私の場合本当に「よし!明日からフリーランスになろう!」で失敗したことがあります^^;受注するコネも作っていなければ、自分が仕事をする流れも金額も決めていない。今思うと何でそんな状態でやろうと思ったのかなって話なんですが・・・。
とにかく、個人事業主になるには全部自分の自由にできるというメリットがある分、全部自分で決めないといけないというデメリットがあると考えておいたほうがいいでしょう。
まとめ:社会人だからこそ経験と姿勢を見せることが大事!
一度社会に出たからといって、キャリアで劣ることはない!
自分のこれまでの経験と、Webデザイナーをやるんだっていう姿勢を見せることが一番会社側は見ています。
私自身も採用に関わったことがありますが、こんな応募者がいたとして
- 学生のときにWebデザインを学んできたんでWebデザイナーやろうかな~って何となく面接を受けた人
- 一度社会人になったけどあきらめきれずに自分の経験と姿勢を生かしてWebデザインやりたいです!という人
・・・やっぱり後者のほうが印象良かったです^^;
実際に自分からやろうという姿勢を見せた人のほうが、この業界も長続きします。
自分自身も長く楽しくやれるように、社会人からWebデザイナーへの転職を考えている方は準備しておきましょうね!