毎日仕事をしなきゃいけないんだけど、自信がない・・・怖い・・・!と思うことありますよね。
仕事に自信がなくなって怖い毎日を過ごすくらいなら仕事を辞めてしまいたい、転職してしまいたい・・・と考えてしまうこともあるかと思います。
1日のうちの大半を過ごす職場が怖いって辛いですよね・・・。私も職場に行く足が止まってしまうことがありました。
このどうしようもなく怖くなってしまう気持ちがどうにかできるものなのか、それとも転職などで環境を変えるべきものなのか、私自身の経験も元にまとめてみました。
この記事が、自信を無くして仕事に向き合うのが怖くなっている人に対して少しでも役立つ記事になれば嬉しいです。
仕事に自信がないから怖いという気持ちは自分自身で対策することもできる
まずはじめに書いておきたいのが、仕事に対する自信を無くしてしまって怖くなる気持ちというのは、自分で何とかすることもできるということです。
「も」と書いたのは、自分で対策できないこともあるということを知ってほしいからです。
この記事では、仕事に自信を無くしてしまう理由と対策を書きましたが、同時に自分自身ではどうにもできない場合の理由やその対策についても書いています。
読んでみて「これだったら自分でも一歩進めるかも」と思ってほしいし、読む人によっては「そうか、これは自分ではどうにもできなかったんだな」と気づいても欲しいと思って書いています。
仕事に自信を無くしてしまう理由:自分自身で対策できること
仕事に自信を無くしてしまう理由には2種類あります。それは自分で対策できることと、自分ではどうしようもないことです。
まずここでは、自分自身で対策できる理由について書いてみます。
理由1:仕事の経験が浅い・もしくは無い
まだ自分自身の経験が浅いときや未経験で入社したため経験がない場合、いきなり多くの経験がある同僚の中で仕事をするわけですから自信を無くしがちとなります。
入社したそのときから「プロ」と見られるわけなのでそれは仕方がないのですが、大半の人の場合はまだ自分の中に自信が持てない人が多いです。
大半の人は最初自信なんてなくて仕事しているのですが「もしかして自分だけがついていけてないのかもしれない・・・」という気持ちになってしまい、怖さを覚えてしまいます。
理由2:自分の経験はあるが、他の知識を持ったプロたちと仕事をしなければならない
自分自身はプロとしてしっかり経験を持って仕事できているかもしれません。
でも、他の知識を持ったプロと仕事をしなければならないときに自信を無くしてしまうことってありませんか?
私は、よく専門用語を使う別の職種のプロと仕事をするときに「私ってまだまだ足りないところがたくさんあるのかな?」と自信を無くしてしまいます。
理由3:期待されている以上の技術がないと自分で思い込んでいる
期待されている以上の技術がないと自分で思い込んでいる人も、仕事に自信を無くしてしまうことがよくあります。
上司から期待されている仕事をこなせているのに「自分はもっとできるはずなのに・・・」と、自分自身を肯定できずにいるような人です。
そんなあなたは、どこまで仕事ができても技術を高められても「こんなのは当たり前だから」と自分を認められず、次第に自信を無くしてしまい仕事が怖くなってしまいます。
理由4:他人と自分を比べすぎている
他人のしていることと自分のしていることを比較して「自分はだめだ・・・」と思ってしまうのも、自信を無くす人にありがちなことです。
周囲の人はそこまで他人とあなたを仕事で比べてはいないはずなのですが、あなた自身が「この人と比べて自分はここが足りない」「あの人と比べるとあれが足りない」などと、だめな理由を探してしまうのです。
結果、たくさんの人と自分を比較して自信をなくし、仕事が怖くなってしまいます。
理由5:自分のやっている仕事が誰でもできる仕事であると思い込んでしまう
仕事に自信がないから怖くなってしまう人が考えることの一つに、仕事ができているのに「こんな仕事は誰でもできるような仕事だから・・・」と思ってしまうということがあります。
そういう人は、これまで一生懸命その会社で過ごして少なからず経験もあるのに「自分がいなくても仕事は回る」「自分は必要とされていない」などすぐに思ってしまいます。
理由6:自分自身の性格で不安な気持ち・恐怖心が拭えない
これまで理由を書いてきましたが、どうしても自分の性格上不安な気持ちや恐怖心が拭えないという人もいます。
私もそうなのですが、「もっとやれるはずだろ、自分」みたいな、まるでCMで受験生を鼓舞するようなキャッチコピーがいつも頭にある感じです。
こういう人は、自分を認めてあげるということが少し足りないのかもしれません。つまり自己肯定感が少し人より低いということですよね。
自己肯定感が低いので、何となく不安だったり怖い気持ちのまま仕事をしてしまうことになります。
仕事に自信を無くしてしまう理由:自分自身では対策できないこと
自分自身で何か対策をできるのであれば、仕事を続けながら恐怖心を克服できるかもしれません。
けれど、自分自身ではどうにもできない理由だってありますよね。
こんな理由だったらもしかしたらもうすぐにでも転職したい・仕事を辞めてしまいたいって思うはずですが、もしも今もその会社にいるのであればご自身の感覚がマヒしてしまっているかも・・・!
そうなってしまっていそうな理由をまとめてみました。当てはまる場合は要注意です!
理由7:会社での上司や周りからのプレッシャーによる恐怖
会社で売り上げや数字目標を掲げられることはよくあることなのですが、それが自信を無くしたり恐怖を感じるほどのプレッシャーになっていることはありませんか?
どんどん売り上げを上げることを目指せたり一つずつ目標をクリアするのが好きな人はいるかもしれません。
でも、コツコツを縁の下の力持ちとして仕事をするのが本当は好きな人だったりしたら、そのプレッシャーは計り知れないですよね。
自分の得意とは違うことを強いられているので、自信を無くしてしまいそうです。
理由8:入社してみて自分が想像しているイメージと違っていた
入社するまでは意気揚々と会社への熱意があったのに、入社してちょっとたつと「あれ?なんか違う・・・」って思うことありませんか?
私はあります。
自分が想像しているイメージと会社が違っていても、まずは何年か仕事をしてみよう!という意見ももちろんあると思います。
だけど、イメージが違うと思っていながら何年も仕事をし続けるのは本人にとって苦痛でしかありませんし、何よりその会社にも失礼になるかも・・・と思うと、だんだん日々を過ごすことに自信を無くしてしまいますよね。
理由9:上司や同僚からのいじめ
これは絶対にあってはならないことなんですが、実際に社内のいじめのせいで本来の実力が発揮できなくなることはあり得ます。
いじめが会社の一部の人間からによるもので会社が何か対策をしてくれるのであればいいのですが、もし会社全体でそんな風な風潮があるようでしたらもうどうにもできないですよね。
何とかしようとする自分の労力を考えるだけでも疲れるし、何より毎日そんな人たちと顔を合わせるのは本当に苦痛になりそうです・・・。
そんなときは自信を無くし、毎日仕事で顔を合わせるのも嫌になるでしょう。
仕事に対する恐怖心を起こさない対策
仕事に自信がないから怖くなってしまう理由はたくさんありますが、自分で解決できる場合もあります。
自分で解決できたということ自体も自信につながると思うので「これなら自分もできそう」というものがある場合はぜひ試してみてくださいね。
対策1:業務に役立つ資格を取得する
経験が浅い・もしくは無い状態で今の会社に入ってしまっていた・・・!という場合は、資格を取得してみましょう!
私が現在仕事をしているWebデザイナーも資格が無くてもできてしまう仕事なんですが、後輩への指導をする際やお客さんに話をするときに自信がないなぁ、これでいいのか怖いなぁ・・・と思っていました。
そこで私はWebデザイン技能検定という、2007年にできた国家資格を取得しました。(私は地方でも取得しやすい2級までを取得しました。)
3級から1級まであるのですが、名刺にも記載できるし何より「自分はこのレベルまでプロとして知識を得ているんだ」という自信になりました。
他にもWebデザイン系の資格であれば色彩検定など色に関する資格を取得するのもいいと思います。
対策2:自分の範囲外のことはすぐ聞く
自分自身のことに対してプロ意識があっても、 業務外のことについて無知なのは当たり前ですよね。
そもそも自信をなくす必要などないので、分からないことはすぐに聞いてみましょう。
Webデザイナーとして仕事をする場合、自分だけではなくWebディレクターやプログラマーと一緒に仕事をすることもあります。
自分の範囲外のことを知ったふりして話を進めるよりも、知らないことをその場で聞いてしっかり理解しながら仕事を進めた方が自分自身のスキルも上がりますよ!
対策3:自分にできることを一度洗い出してみる
一度、自分自身は何ができるのか?を振り返ってみましょう。
例えば自分自身は細かい作業やチェックなどは得意かもしれないけど、企画や集客が苦手かもしれないってことありますよね。
でもこれは個人の特性なんだから、仕方がないんです。
ここで大事なのは、自分にできることを洗い出し、自分が努力すれば補えそうなことを探すことです。
また、自分ができることはさらにどうやれば伸ばせるのか?を考えるきっかけにもなりますよね。
やみくもに自信を無くして不安になってしまうより、まず自分がその中でできることを考えてみるのはおすすめです。
対策4:他人と自分を比べる自分・不安な気持ちを持つ自分を受け止める
「受け止める」と唐突に書きましたが、これってとっても大事なことなんです。
私自身、職場でできる人と自分を比べてしまい、自信を無くして仕事が怖くなって・・・ついには職場に行くことができなくなってしまったことがありました。
仕事をしばらくお休みし、心を回復するためにクリニックに1年近く通いました。
そんな中でハッとさせられたのが、お医者さんから言われた「自分を受け止める」ということ。
他人と比べちゃう。不安な気持ちを持っちゃう。これを、私自身はだめなこととずっと思っていました。自分の理想ではないことだと。
でも、他人と比べるのも、不安な気持ちを持つのも、自信を無くして仕事が怖くなっちゃうのも、全部自分なんです。そんな自分もいるんだな、って思うことが大事なんです。
自分自身を否定し続けていたら、結局自身も苦しくなります。
自分を受け止めるとは、そんな自分がだめだと思っていることも自分が認めてあげるってことなんですよね。
そうすることで自分の心は軽くなりますし、自信がない・怖いという気持ちも薄れると思いますよ。
対策5:心機一転、気持ちを入れ替えるために転職する
一度その職場で自信をなくしてしまうと、どうにかしてやり直そう!と思えなくなることだってあります。
自分の家庭状況などにもよるかと思いますが、そんな時は気持ちを入れ替えるために転職するというのも一つの手だと思います。
転職サイトによっては自分のプロフィールをしっかり入れておけばスカウトがくるものもたくさんあるので、自分のスキルにマッチした仕事に出会える可能性が高くなりますよ!
自分自身の対策ではどうにもならない場合は・・・
仕事に自信を無くしてしまう理由を最初に書いていましたが、自分の対策ではどうにもならない場合もあると思います。
過度なプレッシャーやイメージの違い、ましてや会社の人間によるいじめが理由であった場合は迷わずその職場から離れることをおすすめします。
また、仕事をしているとき以外にも「悲しくもないのに涙が出る」「眠れない」「食欲がない」もしくは「寝ても寝ても寝た気がしない」などと言う場合は、すでに心にも不調が来ていると思います。
そんなときは、まず近所の心療内科などを受診してみることをおすすめします。
「そういう病院に行くのは怖い・・・」と思う人もいるかもしれませんが、今や心の不調は立派な体調不良の一つです。世間話を聞いてくれるだけのクリニックもありますので、ぜひ検討してみてください。
「体調不良まではないけど、これ以上この会社で自分が対策できそうなことはないな」と思う場合には、転職をおすすめします。
転職をすることで気持ちが前向きになるし、自分自身も新たな気持ちでスタートできます。
自信を無くして見えなくなっていた「自分の良いところ」を転職エージェントに登録することなどで教えてもらえるかもしれないし、自分で気づくこともできるかもしれません。
一日の大半を過ごす職場ですから、この記事にたどり着いたあなたが、少しでも自分が自分らしくいられる場にできるようになればいいなと思います。